2019年1月15日火曜日

【嫌い】仮面女子【幼稚園教諭】

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私は何を守っているのだろう。

笑顔を振りまき、
愛想を尽くし、
眠るその瞬間まで
一枚の仮面をかぶっている。

夢の中でもがき、
目が覚めると
すでに私は仮面をかぶっている。


この世の中に素顔なんてあるのだろうか。

私はいつからこの仮面をかぶるようになったのか。

脱げない仮面なんて
もはや私そのもの。



そんなことを言いながら
私は実は気付いている。

私は仮面なんか被っていない。

嫌いな自分を受け止められず
仮面のせいにしたいだけ。

嫌いな私と生きる私。

どちらもやっぱり私でしかない。

2019年1月12日土曜日

【休職】職場復帰訓練の厳しい現実【幼稚園教諭】

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その日、私は開いた口がふさがらなかった。

職場復帰訓練の2段階目が終了した。

私は、双極性障害と診断され
休職中の公立幼稚園教諭。

体調も落ち着き、職場へ復帰を目指している。

東京都では精神疾患により長期の休職をしたものは
職場とリワークプラザという機関が
連携をして職場復帰訓練(リワーク)を受けなければ
復帰はできない。

その職場復帰訓練が三段階あるうちの
2段階目が終了し、
次回からはいよいよ通常業務を訓練として行うことになる。

勤務時間や勤務内容に
正職員と明確な線引きはなくなり、
様々な会議や保護者対応も行える。


さて、そんな三段階目に入る前の
2段階目の面談での一コマが
開いた口がふさがらなかった。

園長と副園長、リワークプラザの退職校長と心理士が
先に会議室で私の現状について話をしてくれていた。

そして、それが終わったので
私がその部屋へとよばれ席に着いたのだが、

いきなり心理士から
「いきなりで申し訳ないんだけど・・・」
「話を聞く前に今後の予定を決めさせて。」
と、言われた。

新学期に復帰したい方がたくさんおられるのは分かります。
でも、せめて、
「訓練はどうですか?」
くらい聞けないものでしょうか。

訓練は3段階目に入ると
私の指導の様子をリワークの方が確認します。
その日程を決めたかったようですが、
その圧迫感たるや、厳しかった。

そして、三段階目の予定を決めたら
いよいよ私の訓練の様子や気持ちを
整理していただけるのかと思いきや

しゃべりだしたのは、隣の園長。

私と熱い仕事がしたい。
新しいアイディアを園長室に提案してくれて
初めて復帰と言えると思っています。。。

みたいな。
勝手な妄想を繰り広げ、
反対側に座った副園長は苦笑い。

この面談は、職場復帰訓練での面談だ。

その訓練者を前に
新規提案を強く求める管理職って。

やらないとは言いません。
ただ、話す場が違うでしょう。
ここって訓練をどう進めるか、
今どう困っているかを確認する場じゃないのですか。

園長の話は止まりません。
とうとう幼稚園の職員の自慢話を始めました。

こういう管理職がいるから
リワークプラザという職場復帰訓練を
サポートする機関ができたのではないのでしょうか。

リワークプラザの退職校長は
「訓練の面談で話す内容ではないよ」なんて当然言わず、
園長の話にうなずき
「頑張って休職中に新しい提案を出してみようね」
だって。

やる気がないわけじゃないんです。
でも、訓練者が提案する新規事業に
職員の皆さんは乗り気になってくれるでしょうか。

そんなにやる気に恵まれたフットワークのある幼稚園なら
私もぜひ働きたいものです。

でも、大半は・・・
休職したらダメな奴の烙印を押され
しばらくの間は無価値のものへとなり下がります。
そういう世界です。

副園長は・・・

隣で寝てました。

職場復帰訓練とは、つまりそういうものです。

2019年1月7日月曜日

【幼稚園教諭】弱った金魚と私は同じ。漂うからだに行先は無し【双極性障害】

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家で金魚を数匹飼っています。

赤ちゃんだった小さな金魚を
ご近所さんからいただきました。

今はもう立派な大人の金魚です。

定期的に水槽のお掃除をしているので
金魚たちはのびのび過ごしているように思います。

ところが、半年ほど前から
1匹がひっくり返るようになりました。

ひっくり返って、おなかを天井に向け
底で静かに沈んでいます。

心配になり、水を替えて、水槽をきれいにし
様子を見ますが変化はありません。

そこで、インターネットで同様の症状を探すと
金魚には【転覆病】というものがあるようで、
正確な原因は分からないけれども
ひっくり返ってしまう金魚がいることがわかりました。

急に命を落とすことはないけれど、
決して金魚にとって良い姿勢ではないとのこと。

確実に治療する方法はないけれど
決められた濃度の塩水に移してあげると
元気になることがあるようなので
実行しました。

すると、数日で元気を取り戻し
普通に泳ぎ始めました。

良かったと安心し、元の水槽に戻すと
数日後・・・
やっぱり、またひっくり返っていました。

ならば、もう一度良い環境にと
塩水浴を実施すると、
やっぱり元気になるのです。

そして、元の水槽に戻すと
・・・
やっぱりひっくり返るのです。


この金魚の姿を見て
なんだか私だなと思いました。

体調を崩して、
お休みをいただき、
元気になったと思って
職場に戻ったら、
やっぱりまた体調を崩して
休職する。
期待させておいて
期待に応えられない存在。

でも、行き場もなければ
命を自ら断つ勇気もない。

だから、金魚と同じ繰り返し。

この金魚の命が尽きたとき
自分の心が大きく揺れそうで
ちょっと怖い今日この頃。

2019年1月4日金曜日

私は年賀状をやめました。その結果・・・

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年賀状をやめました。

前年までは同僚、教え子、友達、親戚など
出す年賀状は軽く200枚は越えていました。

双極性障害であるからといって
年賀状を書くことに支障があるわけではありません。

でも、私の病気を知っている人はきっと出しにくいでしょう。
それに年々増えていく何も知らない教え子たち。
かわいらしい字の奥には
一生懸命、年賀状の書き方を指導をされている
ご両親の姿が浮かびます。

すると、返しにくいのです。
生半可な年賀状では申し訳なく感じて。

今までは、それが分かっているのに
前年届いた年賀状は元日に届くよう書き、
新しく届いた年賀状にもきちんと返信をしていました。


疲れました。
そして、年賀状をやめました。
決心がつかなくて、結局100枚は年賀状を買いましたが
1枚書き出すと止まらないので、全部やめました。

そして、本日1月4日です。
返していない年賀状は160枚になりました。

心が痛いです。

友達だけ返そうかなとも思いましたが、
筆が進みません。

年賀状を返さないと決めると
年賀状が届くことが怖くなります。

ポストからつかんだ年賀状を
今は輪ゴムで止めたまま山積みにしています。

子どもの無邪気な年賀はがき・・・
今は見る気になりません。

お正月は旅行へでも行ったことにしようかと思います。

私は悪い大人です。

2019年1月1日火曜日

【幼稚園教諭】成人式後の同窓会に先生が出席できない事情【裏話】

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私は休職などを挟みながらも、
幼稚園教諭としての経験は十数年になる。

とうとう、今年、人生で初めて、
教え子の成人式後の同窓会にお呼ばれした。

招待されたときには、
何かの間違いかと思った。

普通は、こういうのに呼ばれるのは、
小学校や中学校、高校の先生方。
まさか、幼稚園教諭の私が呼ばれるとは思わなかった。

同窓会の幹事は素直に教えてくれた。
たくさんの先生に声をかけたのだと。
だけど、どの先生も良い返事は聞かれなかったという。

そして・・・
私も断った。

当然、病気のことが頭をちらついた。
双極性障害ですべてに自信のない私。
約束をして、体調を崩したらと思うと・・・

私の体調に関する噂などもあり、万が一にも成人の彼らを
中途半端な形のお祝いにするわけにもいかない。

ただ、それ以上に私は公務員。
教育公務員である。
その立場で成人式後の同窓会には参加できない。

それは、私が保守的だから?!
いや、法律を遵守したいから。
自己保身である。

成人式は、成人となったことを祝福する場である。
でも、そこには年齢が20歳と19歳の成人がいる。
社会通念上はこの日にまとめて成人をお祝いされるのだが
そこには紛れもなく二十歳と未成年の十九歳が存在する。

そして、同窓会ではその成人が集まり
間違いなく酒を酌み交わす。
少し前の時代なら間違いなく見過ごされていた時代。

しかし、世の中に寛容さはなくなってきた。
声を上げるものに耳を貸し、
声を上げないものの気持ちなど考えもしない。

法の下に平等であるのが民主主義の原則。
だから、十九歳の飲酒を見逃すことは法律違反。
そこに疑いの余地はない。

でも、成人として同じ日を過ごした仲間が
飲酒によって、区別できるかと言えば現実それも難しい。

もう一度言うが、私は公務員。
公僕。
やはり、未成年の飲酒の場に立ち会うことは
お互いのためにならない。

未成年の飲酒について個人的な意見は控える。

全員が二十歳を過ぎた時、
改めて声をかけてもらえるならうれしい限り。

次の成人式は、遠くでおめでとうの気持ちを届けたいと思う。