2019年1月12日土曜日

【休職】職場復帰訓練の厳しい現実【幼稚園教諭】

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その日、私は開いた口がふさがらなかった。

職場復帰訓練の2段階目が終了した。

私は、双極性障害と診断され
休職中の公立幼稚園教諭。

体調も落ち着き、職場へ復帰を目指している。

東京都では精神疾患により長期の休職をしたものは
職場とリワークプラザという機関が
連携をして職場復帰訓練(リワーク)を受けなければ
復帰はできない。

その職場復帰訓練が三段階あるうちの
2段階目が終了し、
次回からはいよいよ通常業務を訓練として行うことになる。

勤務時間や勤務内容に
正職員と明確な線引きはなくなり、
様々な会議や保護者対応も行える。


さて、そんな三段階目に入る前の
2段階目の面談での一コマが
開いた口がふさがらなかった。

園長と副園長、リワークプラザの退職校長と心理士が
先に会議室で私の現状について話をしてくれていた。

そして、それが終わったので
私がその部屋へとよばれ席に着いたのだが、

いきなり心理士から
「いきなりで申し訳ないんだけど・・・」
「話を聞く前に今後の予定を決めさせて。」
と、言われた。

新学期に復帰したい方がたくさんおられるのは分かります。
でも、せめて、
「訓練はどうですか?」
くらい聞けないものでしょうか。

訓練は3段階目に入ると
私の指導の様子をリワークの方が確認します。
その日程を決めたかったようですが、
その圧迫感たるや、厳しかった。

そして、三段階目の予定を決めたら
いよいよ私の訓練の様子や気持ちを
整理していただけるのかと思いきや

しゃべりだしたのは、隣の園長。

私と熱い仕事がしたい。
新しいアイディアを園長室に提案してくれて
初めて復帰と言えると思っています。。。

みたいな。
勝手な妄想を繰り広げ、
反対側に座った副園長は苦笑い。

この面談は、職場復帰訓練での面談だ。

その訓練者を前に
新規提案を強く求める管理職って。

やらないとは言いません。
ただ、話す場が違うでしょう。
ここって訓練をどう進めるか、
今どう困っているかを確認する場じゃないのですか。

園長の話は止まりません。
とうとう幼稚園の職員の自慢話を始めました。

こういう管理職がいるから
リワークプラザという職場復帰訓練を
サポートする機関ができたのではないのでしょうか。

リワークプラザの退職校長は
「訓練の面談で話す内容ではないよ」なんて当然言わず、
園長の話にうなずき
「頑張って休職中に新しい提案を出してみようね」
だって。

やる気がないわけじゃないんです。
でも、訓練者が提案する新規事業に
職員の皆さんは乗り気になってくれるでしょうか。

そんなにやる気に恵まれたフットワークのある幼稚園なら
私もぜひ働きたいものです。

でも、大半は・・・
休職したらダメな奴の烙印を押され
しばらくの間は無価値のものへとなり下がります。
そういう世界です。

副園長は・・・

隣で寝てました。

職場復帰訓練とは、つまりそういうものです。

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