2018年9月23日日曜日

【双極性障害】精神科を退院するときの不思議な慣習【幼稚園教諭】

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退院前夜。

いつものように
コミュニティールームで
テレビを見ていると、
入院している仲間から
突然声をかけられた。

振り向くと寄せ書きとお手紙
手作りのお花が添えられたものを
手渡された。

私が退院するのをみんなが祝ってくれたのだ。

嬉しかった。
実は、こうやって誰にでも祝ってくれているのは知っている。
私もこの一か月の間に3枚寄せ書きを書いた。

精神科の入院では、リハビリの一環として
レクリエーションを実施するところが多い。
だからみんなでコミュニケーションをとれる。
食事も個室ではなく、
小学校のランチルームのように
みんなで食べる。
だから人と人のつながりが長い。

そして、精神科に入院すると
私のようにすぐ退院する人は多くない。

一度入院すると、最後まで入院する人もいるという。
それは精神病治療の難しさを表していると思う。

そうするとより強いコミュニティの中には
伝統やリーダーが生まれるらしい。

入院初日は異様に映る光景も
毎日過ごすと当たり前になり
いつしかその一員となる。

私の入院した病棟にはリーダーはいても
独裁者はいなかった。
だから、新しい人の受け入れもスムーズで心地よい。
だから、本当に感謝しかない。

いつもはお話すら難しい高齢の女性患者も
難しそうな折り紙を折って寄せ書きを華やかにしてくれた。

正直、今の自分がどれほど回復をし
今後どうなるのか想像もつかない。
でも、少なくとも入院がマイナスではなかった。
入院してよかったとそう思える最終日だった。

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