2019年3月28日木曜日

職場復帰訓練を体験して感じたメリット、デメリット。

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私は双極性障害と診断された幼稚園教諭。
職場復帰訓練を約4か月間経験をした。
そして、職場に復帰した。
その経験から、
職場復帰訓練はどうだったのか、
また、第三者として職場復帰訓練をサポートしてくれた
リワークプラザ東京はどうだったのか、
率直な感想を、安易ではあるが
メリット、デメリットとして整理しておきたいと思う。

☆メリット☆
●規則正しい生活が送れる●
職場復帰訓練中は出勤、退勤のスケジュールが明確になる。
休職中のメリハリのない生活から、
時間に合わせた生活に戻す効果はあった。

●今、職場で起きていることを知ることが出来る●
出勤すると、打ち合わせや会議に参加できる。
また、電話対応や職員室での会話から
今、何が起きていて、今後何が起きそうか
家ではわからない生の情報に触れることが出来る。

☆デメリット☆
●リワークプラザ東京は忙しい●
とにかく、忙しく休職者に対応しきれていない様子。
職場に行き、時計を気にしながら、
最低限の話をする。
休職者の話を聞く前に、自分たちの予定の決定を優先する。
ただ、それぐらい忙しく、手が足りていないのは事実だと思う。
だから、休職者が何か期待するのは無駄。

●リワークプラザ東京は第三者ではない●
原則、リワークプラザが立てた職場復帰訓練を行っていくが、
細かな訓練内容は管理職にゆだねられる。
訓練内容に無理があったとしても、
主治医が「それは厳しい」という内容であったとしても、
リワークプラザ東京の職員は基本的に管理職の話を聞いて判断する。
少し、訓練内容が厳しいなと職員が気が付いた時には
管理職に助言するのではなく、
訓練者に「無理はしないでね」と自制を促す。

最大の問題点がここにあり、
例えば管理職のパワハラや能力不足によって
職員に無理がかかり休職となった場合、
本来であればリワークプラザ東京のような組織が
第三者の目で正しく訓練を遂行していくよう支援していくべきところ、
キャパオーバーや元管理職といった立場により、
ほとんど第三者としての視点を欠いていることにこの制度の問題がある。

●リワークプラザ東京の立てた訓練を終えた後のフォローがほとんどない●
正確には、2回ほど職場に訪問してくれる。
しかし、これは訓練を終えた後の状況確認であり、
継続的なフォローではない。
訓練が終わってから、復帰までに1か月以上開くこともあり、
リワークプラザ東京の訓練内容がなくなれば
管理職も面倒な追加の訓練計画は立てることがない。
そのため、訓練者の立場や周りとの関係、
座席や仕事内容など、すべてが不安定で正職員として働くよりも
精神的に複雑で苦しい毎日を過ごすことになる。

●訓練者にゆだねられる職場復帰訓練は地獄である●
職場復帰訓練で時々言われる可能性のある言葉が「自主性」である。
この言葉が私を苦しめた。
休職中は情報がほとんど入らなかった。
だから、私のことを職員がどう思っているか分からない。
逆に職員への説明も全く行われないものだから、
私がどの程度復調して戻っているのか分かっていない。
そんな不安定な関係性が大きく「自主性」削いでいくのだが、
管理職が鈍感だとこのことに気が付かない。
そして、職員へのアプローチが少ないと、
もっと自主的に訓練を行っていいのだと指摘してくる。

訓練計画が明確であり、
職場への説明もしっかりされていれば、
私も自主的な行動を行いやすい。

しかし、休職者、訓練者が、
突然、自主的に仕事を持ってきたら
周りの職員はどう思うだろうか。
厄介ごとに巻き込まれたくない、
面倒な仕事を増やしたくない、
普通だったらそう思うのではないだろうか。

復帰訓練は管理職がきちんと管理してほしい。
迷惑をかけているのは事実だが、
そこをしっかりとケアしてもらえないと、
訓練者は本当に苦しい思いをする。




とりあえず、メモ程度に今日はここまで。

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