2010年から、精神疾患を患ってきました。 フルタイムの仕事をし、結婚、出産をし、現在はパートタイムで働いています。 現在の診断名は双極性障害。 でも、きっとこの病気には、個性があってそれぞれ症状も障害も違うと思います。 死にたい、消えたい、そう思う前に双極性障害の人間の人生を少し覗いてみませんか。 私も皆さんに頼りたい。そんな気持ちでブログをつづります。
2018年5月16日水曜日
初めて体験した日~過換気症候群~
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ある総合病院への搬送が決まりました。
救急車が動き出します。
でも、サイレンはなりません。
ゆっくりと走行を続けます。
救急隊員の方は、死ぬことはないよと優しく語りかけ
体内の酸素濃度などを測っていました。
病院へはストレッチャーで運ばれました。
周りの視線が集まる正面玄関から入っていきました。
その頃には、意識もはっきりし、
軽い痺れを感じる程度に
急激に体調が回復していました。
正直、自分で病院に担ぎ込まれておきながら
みんな大騒ぎしないでと勝手な思いを持っていました。
医師の診断も数分。
「過換気症候群」
急激な緊張状態により呼吸が浅く早くなり、
正常な呼吸、いわゆるガス交換が行われない症状だそう。
おぉ~、これを過呼吸ってみんな言ってたんだと、
この時初めて知りました。
なぜか女性に症状の出ることが多く、
基本的にこの症状で死ぬことはないこと、
でも苦しかったよねとお話してくださり、
また症状が出るかもしれないことを教えてもらいました。
そして、このとき先生が、
「いままで精神科や神経科に罹ったことはありますか?」
と質問され、当時の私としては理解不能な質問でしたが
「ないです。」
と答えました。
たぶん先生の中には、
いくつかの診断名が挙がっていたのかもしれません。
この日は自宅で安静にするように言われ帰宅しました。
ここで、初めて勤務先に連絡していないことに気付き
急いでTEL。
怒られると思いましたが、
凄く心配してくれて、
電話なのに安心したのか泣いてしまったのを今でも覚えています。
帰りは母に迎えに来てもらい一緒に電車に乗って帰りました。
不思議とその時は症状は出ませんでした。
でも、この日から私は「過呼吸」とお付き合いすることになります。
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