2018年10月8日月曜日

【双極性障害】精神疾患を抱えた私が結婚を決断できたのは【幼稚園教諭】

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ジムで出会った小学校の同級生の彼と恋愛をしてよいか悩んだ。

悩んで悩んで、
でも誰にも相談できず、
それでも誰かに頼りたいという不純な動機で
私は彼と付き合うことになった。

そして思いのほか、その恋愛は上手くいった。

そして、わずか1か月で結婚を考える事態となった。


やっぱり悩んで、結婚した。


これは双極性障害の躁の部分だったのかもしれないと今でも思う。

決断が異様に早かった。

ただ後悔はしていない。

精神疾患を抱えた私が結婚を決意できたきっかけは
結局、自分が自然でいられるかどうかだった。

ただ、結婚を決めた当初の私と彼の関係と
現在の私と彼の関係はちょっと違う。

結婚を決めた当初は
わたしの不安や悲しみを受け入れ、そして和らげ
何よりも支えてくれた。

わたしは、そんな彼のやさしさに答えようと
普通の生活を目指し努力した。

そんな二人が互いに支えあっていたのが結婚当初なら

今は互いが阿吽の呼吸で支えない動きをしている。

支えるのではなく導くような、背中をやさしくさするような。

私が苦しい時に声はかけてくれるけど
場合によっては、一人にもしてくれる。

以前なら、粘り強くそばにいて一緒に歩きだしたところだが今はない。

また、私の負担になりそうなことは始めから避け、
できることを伝えてくれる。

そんな、力みない関係が今の二人。

その間、私は何度も不安定になり、
発作が起こることも多く、
彼も私の病気が努力や優しさだけで
乗り越えられるものでないと察してくれた。

だから、人生のいろいろにおいて大成功は互いに求めない。

もうすぐ結婚して10年になるけど、
突拍子のない出会いで始まった恋愛、結婚。

精神疾患で失うものは多い。
相手を傷つけることも多い。

それでも、それ以上に互いに学んで強くなり、
さらに良い人間関係は築けると今は胸を張って言える。

恋愛も結婚も形は一つじゃない。
答えも一つじゃない。
誤解を招くかもしれないけど、
失敗してもいいと思う。

私は精神疾患になったことで
昔から慎重だった性格が
もっとビクビクする様な過敏な性格になった。

すると勝手に相手の求める人間ではないと自己否定する自分が出てくる。
でも、そもそも相手の求める人なんて決まってないし、
こちらが考えたって分かりっこない。

でも、失敗したくないから必死に考える。
そして考えることに疲れてあきらめる。

だから、ある意味、躁でよかった。この時は。
決断するってすごい力。
決断した後に成功と失敗がわかるのだから。

私は運よく成功した・・・
・・・いまのところだけど。

2 件のコメント:

  1. 素晴らしい分析ですね!

    私もうつ病で長くわずらっているうちに、頼れる相手を探して結婚しましたが、自分に弱みがあるからこそ、相手の事を懸命に考えて、自分に可能な事で恩返ししようとかしてしまいます。

    ずっと健康だったら、相手の事をこんなに考える人間には、絶対にならなかったと思います。

    いいお話だわ~♡

    お大事にどうぞ。

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  2. うわぁ~(〃▽〃)ポッ
    ありがとうございます。

    弱さって強さの裏返しみたいなところ
    あるなぁ~って最近も思っています。
    始めは夫が完璧に見えていたのに
    弱いところもあるんだと知れたりw

    でも自分の弱さを痛感しているので
    相手の弱さも応援できるようになった気がします。

    私もコメントいただき、また力が湧いてきました♪

    返信削除