2010年から、精神疾患を患ってきました。 フルタイムの仕事をし、結婚、出産をし、現在はパートタイムで働いています。 現在の診断名は双極性障害。 でも、きっとこの病気には、個性があってそれぞれ症状も障害も違うと思います。 死にたい、消えたい、そう思う前に双極性障害の人間の人生を少し覗いてみませんか。 私も皆さんに頼りたい。そんな気持ちでブログをつづります。
2018年10月2日火曜日
【幼稚園教諭】私は彼から逃げたはずなのに、彼はそこにいた【双極性障害】
週明けの調子は悪い。
たぶん、世の中が動き出すから。
自分だけその波に乗れなかったように、
平日も休んでいる自分の罪悪感は
消し去ろうと思っても消せるものではない。
だから、その気持ちを紛らわす意味でも
運動をしようとジムに行ったのだが、
ジムには数年あっていなかった
同窓生の男性が来ているという最悪の事態。
ドラマなどでは、この後奇跡的な出会いの上で
恋愛へと発展するところなのかもしれないが
これは現実。
もっとドライに展開する。
私はジムを変えた。
双極性障害と付き合いながら
対人恐怖におびえ、
忍者生活をしながら、
苦手な運動を続けることは
私にはできない。
路線の違う駅のティップネスというジムへ行くことにした。
幸いお試し期間だったので
手続きはそれほど難しくなく、
同じ系列だったため、
会員証も問題なく使えた。
少し距離があるため、
自転車で通うことになったが、
双極性障害と付き合ううえでも
太陽の光を定期的に浴びることは大切だという。
なので、ここはポジティブに考えて、
ここで頑張ろうと決めた。
時間は平日のお昼過ぎ。
ほとんどがご年配の方。
着替えを済ませ、ストレッチエリアに移動。
体を横たわらせ、体をひねろうとしたときだった。
ランニングマシーンで入ってた。
あいつが走ってた。
あいつとか言っちゃダメか。
今の旦那が走ってた。
あなたに会わないように、
こうやって別の場所に来たのに
なぜ、あなたはいるのでしょうか。
怒りや対人恐怖、恥ずかしさより
私の一人芝居の滑稽さ、おかしさが
私の中で勝ってしまった。
もう、逃げるのもあほらしい。
自分から挨拶をしてみる。
私は声をかけられても
ペダルを踏む足は止めなかったけれど、
彼はマシーンを止め
足を止め、私に正対した。
彼はティップネスのランクの高い会員らしく
いつでも、全国どこの店舗でも利用できるらしい。
だから、今日はたまたま隣の店舗に来たらしい。
そして、店舗によって開催される教室もマシーンも違うこと、
講師の先生によってBGMも雰囲気も全然違うことを
教えてもらった。
この日は別にそれ以上話すことはなく、
気づいたら彼はいなくなっていた。
思えば退院以来、
自分から話しかけた人は
彼が初めてだった。
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