2018年9月29日土曜日

【双極性障害】会ってはいけない彼との出会い【幼稚園教諭】

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退院しても落ち着きどころのなかった私は、
ティップネスというジムに通い始めた。

駅前の比較的大きなジムで
たぶんたくさんの人が通っている。

私は休職中の身である。
しかも職業が幼稚園教諭。
精神疾患で休んでいることも多分ばれている。

なので絶対に保護者や関係者には会いたくない。

そんなことを最優先にしたら
答えとして駅前のマンモスジムに通うことになった。

人が多ければ、目立たないはず。
広めのジムなら鉢合わせしても
身をひそめる場所があるはず。

休職中は本当に肩身が狭い。
世の中に迷惑をかけているのはわかるけど、
忍者生活は時々高血圧で死ぬんじゃないかと思うほど
体にストレスがかかる。

それでも、ジムで行われるピラティスやヨガ、
調子のよい時はヒップホップダンスまで
汗を流せるのは幸せだった。

しかもアフタヌーン会員なので、
安い。
おじちゃま、おばちゃまばかりで、
緊張感はあまりない。
家にいるよりはよっぽどいい。

音楽を聴きながら
エアロバイクを漕いで
窓の外の景色を眺めていた私。


突然、肩をたたかれた。

Σ(・□・;)

焦る。

瞬時に予想する。

誰だ。

スタッフか?!

二度も肩をたたかれる。

しつこい。

ゆっくり無表情で振り返る。

男・・・

知らない。

誰??

記憶をたどる。

出てこない。

もっと記憶をたどる。

懐かしい感じはする。

この空気感は知っている。

名前は出ない。


相手がしゃべる。

「〇〇でしょ!」

初対面でいきなり苗字を呼び捨てで呼ぶやつはいない。

思い出す。

そう、あいつ。
小学校の同級生。

4年ぶり。
成人式以来。

完全に油断していた。
あってはいけない地元民。

なんで、こんな時間にいるんだと言おうとしたが、
おまえもな
と返されそうで黙り込む。

その日は金曜日。

このジムに通っているのは確か。

毎日いるのか。
今日たまたまか。

挨拶だけして帰った男。

挨拶中もペダルをこぎ続けた私。
ペダルをこいで動揺を隠した私。

来週はジムに通えるのか
不安になった金曜日。

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