2010年から、精神疾患を患ってきました。 フルタイムの仕事をし、結婚、出産をし、現在はパートタイムで働いています。 現在の診断名は双極性障害。 でも、きっとこの病気には、個性があってそれぞれ症状も障害も違うと思います。 死にたい、消えたい、そう思う前に双極性障害の人間の人生を少し覗いてみませんか。 私も皆さんに頼りたい。そんな気持ちでブログをつづります。
2018年9月2日日曜日
【精神科入院】日曜日にトイレに入ると感じられる優越感【双極性障害】
私は双極性障害のために精神科に入院している。
入院している病院は総合病院で
平日は小児科から手術患者まで
引っ切り無しにやってくる。
正面玄関の受付は人の山。
軽やかなBGMとは裏腹に
人々のいら立ちが垣間見える。
私は精神科に入院しているので
病室から出るときは
入退室記録をつけなければならないのだが
この人の波が嫌で何度かためらったことがある。
私は人が苦手。
そんなことを実感する瞬間。
でも、日曜日は唯一好きな日。
軽やかなBGMは変わらないのに
救急患者以外受け入れはない。
そのため正面玄関はシーンと静まり返り
時々歩く看護師さんや警備さんの足音がきこえるだけ。
私はそんな病院を歩くのが好きだ。
精神科の入退室記録をいち早く書き、
いつもは座る場所すらないようなベンチを
一人でゆうゆうと座る。
至福のひと時。
上を見上げると吹き抜けで
ちょっとしたホテルにいるようだ。
そして、私の最大の優越感を感じる時間は
いろいろな科の診察室が並ぶ中にある広いトイレ。
ここに入る。
普段は精神科のトイレに入るが
小さくて、数が少ない。
それなのに設備を増設したのか
壁が薄く、男子トイレに音が筒抜け。
でも、院内は人がいっぱいで
普段は使うことができない。
日曜日だけ、誰も入らない、広々としたトイレ。
BGMに癒され、気持ちを落ち着ける。
時々、トイレの前を通る足音に
胸がドキドキするけれど、
大抵こんなトイレに入りたいとは思わないのだろう。
いままでニアミスすら一度もなし。
日曜はお医者さんも基本お休み。
だから時間がのんびり。
この時間が私は好きだ。
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